1825gの低出生体重児、長男の出産

こんにちは。

今日は長男の妊娠、出産についてお話します。

長男も長女と同様、低出生体重児で1825gで生まれました。

低出生体重児の妊娠、出産に興味のある方は是非読んでいって貰いたいと思います。

以前お話した流産の5か月後に長男の妊娠が判明しました。

まずはその時の事をお話します。

目次

妊娠判明後、39,8度の高熱…

その頃も第2子妊娠に向けて妊活をしていたので、生理予定日が近付くにつれ、ドキドキしていました。

ちょうどその頃、娘からの風邪をもらい、鼻水と咳に苦しんでいました。

咳はどんどんひどくなり、夜も何度か起きてしまうほど、悪化していました。

生理予定日近くだったので、できれば薬は飲みたくない!と自力で治すつもりだったんですが、いよいよしんどくなって来て、妊娠検査薬をして陰性だったら薬を飲むか病院に行こうと決めて検査をしました。

するとばっちり陽性反応が出たのです。

めちゃくちゃ嬉しい反面、こんなに咳出てて大丈夫かなぁ。。と不安に。

前回の妊娠では早く産婦人科に行き過ぎて、はじめは何も見えなかったので、今回は予定日から1週間は経ってから病院に行こう、と決めていました。

しかし翌日、どんどん具合が悪くなり、寒気がすると思ったら39,8度の発熱。

お腹の赤ちゃんも心配だし、咳もつらいのでタクシーで産婦人科へ行きました。

妊娠検査薬で陽性だったことを伝えたので、エコー検査をしてもらったのですが、やっぱり早くてまだ何も見えませんでした(*_*)

でも産婦人科でしてもらった尿検査でもばっちり陽性だったので、妊娠は確実にしているでしょう、とのことで、熱が高めなので一応インフルエンザの検査をしてもらいました。

結果は陰性でした。が、まだ熱が出始めて5時間くらいしか経っていなかったので、ちゃんとした結果ではなかったみたいです。

陰性だけど高熱だし季節的にインフルエンザの可能性が高かったので、妊婦でも飲める小児用のインフルエンザの薬をその場で吸引して、咳と鼻水の薬をもらって帰りました。

その後も3日間くらい咳と熱が続き、解熱剤も飲みました。

産婦人科で処方してもらった薬なので、もちろん妊婦が飲んでも影響の少ない薬ではあったんですが、こんなに薬飲んで咳もしまくって、ご飯もほとんど食べれてないし大丈夫なのか…とめちゃくちゃ心配でした。

それでも長男は無事に育ってくれて、その後心拍確認、今回は胎嚢の大きさも問題なく順調でしょう、と先生に言われホッと一安心しました。

流産した時は心拍確認後もたまに出血したりしていたのですが、長男の時は全く出血はなかったです。

順調だけど、第1子が1734gの低出生体重児だったこと、前回流産したこともあって、血流を良くする薬を飲むことになりました。

たしかアスピリン、とかバファリンって名前の薬だったと思います。

それを飲んだら絶対に流産や低出生体重児にならない、というわけではないですが、胎盤への血液の循環を良くする効果がある。という説明を受けたと思います。

今回は流産せずに、なるべく大きく育ちますように。祈りながら毎日を過ごしました。

しかしやっぱり長女の時と同じように、途中から成長のスピードが遅くなり、小さめの赤ちゃんでした。

36週2日で破水、産婦人科に緊急入院

長女の時は直前の検診でまだまだ出産の兆候はない、と言われながら36週6日で突然の破水。その後あっという間に出産という流れでした。

長男も小さめなのでなるべくギリギリまでお腹にいて欲しかったのですが、36週2日目の早朝に何の前触れもなく破水したのです。

その10日ほど前に検診を受けた時は何も兆候がなく、破水した前日も何も変わらない日を過ごしていました。

破水した日の早朝5時くらいに目覚めた時、なんとなく下着が濡れている感覚がありました。

まだまだ出産の兆候はなかったので、妊婦特有の下のゆるみでオシッコちょっと漏れちゃったか?笑 くらいにしか思わず眠気に負けてまた眠りについたのです。

次に目覚めた7時頃。やっぱりまだ下着が濡れている…

トイレに行ってみると、けっこうビショビショに濡れていました。

そして長女の出産前に破水した時の、あの匂いがしたのです。

あれ、もしかして…破水???

でもちょっと急すぎるでしょ(*_*)まだ36週だし…今生まれたら早産やん。。

明日長女の幼稚園の行事あるのにどうしよう…

って一人でトイレで悶々としていたのですが、どんどん流れてくるのです。

長女の破水の時と全く同じ感覚…匂いもまさに羊水!!

間違いないなと思い、ちょうど土曜日で休みだった旦那を起こしに行きました。

旦那も突然のことに焦っていましたが、とりあえず産婦人科に連絡してみると、外来が開いたら来てください。とのことで、朝食を食べ身支度をして旦那と長女と3人で産婦人科に向かいました。

診察をしてもらうと、やはり破水でした。

36週2日でなぜこんなに早く破水してしまったのかはわかりませんが、破水したのでもう生まなければいけません。

推定体重は1900gくらい。

先生も頭を抱えていましたが、とにかくそのまま入院となりました。

旦那と長女には一旦家に帰ってもらい、入院グッズを用意してもらったり、じぃじ&ばぁばに連絡をしてもらったりしました。

私は破水しているけれどまだ陣痛は来ていなかったので、ベッドの上で自分の親やママ友などに連絡をしてゆっくりと過ごしました。

長女の時は破水してから2時間後には陣痛が始まって、それから6時間後には生まれたので、長男もその日中にはうまれるかなぁ…とドキドキしていました。

胎児の心拍不安定で大きな病院に転院

結局その日はお昼過ぎから生理痛のような軽い痛みが来だしましたが、まだまだ陣痛と呼べるようなものではなく、産婦人科で出してもらった豪華な昼ご飯と夜ご飯を食べてゆっくり過ごしました。

内診もしてもらいましたが、まだまだ子宮口は硬く、閉じた状態でした。

ベッドに横になっている間、分娩監視装置?お腹にモニターを付けてお腹の張りと赤ちゃんの心拍を確認するやつです。をずっと付けたままだったんですが、それを別室で確認していた助産師さんが慌てて私のところに来て、

「ちょっとずつ張りが来てるね!でも張った時に赤ちゃんの心拍がちょっと乱れるんだよね…もうちょっと様子見てみるね。」

と言って去って行き、ちょっと不安になりました。

今のうちにゆっくり寝れたら寝といてねと助産師さんに言われたけど、なんだかソワソワしてなかなか眠れませんでした。

旦那がその日の面会時間の最後に来てくれたのですが、その時に先生から、

1回赤ちゃんの心拍が弱まる時があって、慎重に様子みてます。また弱まるようなことがあれば、赤ちゃん小さいし出産に耐えられるかわからないので、大きな病院に転院してもらうかもしれない。

と説明を受けました。そして不安な長い長い夜を過ごしました。

夜中ずっと分娩監視装置を付けていたので寝返りも打てず、ベッドもLDRのベッドなのでなんだか寝にくく、朝方には身体がバキバキになっていました。

8時ごろから診察室に行き、先生に内診してもらい、エコーもしてもらいました。

そこで先生に言われたのが、

夜中もずっと様子を見ていたけど、お腹が張る時にまた赤ちゃんの心拍が弱まることがあった。破水してから丸一日経って羊水が少なくなってきた。血流を良くする薬は本当は出産の何日か前までで飲むのを辞めておく必要があった。でも急に破水してもうすぐ出産になるので、薬の影響で出血が多くならないか心配。

これらのことを考えると大きな病院に転院した方が安心。とのことでした。

土曜日の午後からは院長ではなく、非常勤の先生だったのですが、すごく心配して下さり、院長にも電話で相談して転院の了解を得てくださいました。

なるべく近くの病院が良かったのですが、どこも空きがなく、車で25分くらいの病院に決まりました。

私はその産婦人科が好きだったので、出来ればそこで出産したかったのですが、赤ちゃんを無事に出産するにはやっぱり大きな病院の方が安心なので、迷わず転院することにしました。

それから転院先まで先生も付き添ってくれて、救急車で移動しました。

意識がはっきりして冷静に救急車乗ることってあんまりないと思うので貴重な体験をしました。

転院先の病院は改装してかなりキレイな大きな総合病院でした。

到着すると、とりあえずLDRのお部屋に入って内診されながら採血と点滴のルート確保といっきに色々されました。

その時もまだ子宮口は硬く、まだまだ出産につながる感じではなかったです。

病院の説明や、陣痛促進や帝王切開の同意書など色んな書類をもらい、そのままその部屋でお昼ご飯を食べたり旦那と私の母と一緒にしばらくゆっくり過ごしました。

娘はLDRの部屋には入ったらダメだったので義母の家で預かってもらっていました。

夕方に先生が一度エコーで赤ちゃんの様子をしっかり診たいとのことだったので、旦那と一緒に診察室に行き、エコーの画像を見せてもらいました。

頭、心臓や腸などの内臓、手足、臍帯や胎盤などの血流をゆっくり時間をかけて診てくださり、大きさはやはり2000gなくて小さめだけど、血流や身体の様子は何も問題がなく、少し小さいだけで元気そうということ。

そして心配していた心拍が弱まるというのも今は特に見られないし、羊水もだいぶ減っては来ているけれどまぁ大丈夫な範囲かな。

という言葉をもらい、ホッと一安心しました。

あとは血液検査の結果、破水したことにより、少し感染の炎症反応が出て来ているからこのまま陣痛が来なければ、明日から陣痛促進していきましょう。と説明を受けました。

その日は旦那には帰ってもらい、陣痛室という部屋で一晩を過ごしました。

お腹の張りは少しあるものの、陣痛といえる程のものではなく、まだかな、まだかな…と少し不安で長い夜を過ごしました。

陣痛室ではベッドの周りをカーテンで囲って、私含め4人の妊婦さんがいました。

すぐ隣の妊婦さんがすごく辛そうにしていて、そのうち先生とともにLDRの部屋に移動していき、出産の時の激しい声までバッチリ聞こえてきたので次は自分か…とドキドキ。でももうすぐ会える!と少しワクワクした気分でした。

その間、たしか4時間か6時間ごとぐらいに分娩監視装置でお腹の張りと赤ちゃんの心拍確認、そして感染予防の抗生剤を点滴してもらっていました。

破水から2日半後に無事長男を出産

朝になって旦那が来てくれました。

その時もお腹の張りは少しあるものの、まだまだ本格的な陣痛とは言えない感じだったので、陣痛促進を始めることになりました。

まずは子宮口を柔らかくする薬を1時間ごとに内服しました。

それでも陣痛が来なかったら促進剤を点滴するという方針でした。

促進剤を使うと陣痛が一気に来て、めちゃくちゃ痛くてしんどい。というのをよく聞くので、それは嫌だなぁ…と思っていたら、お昼頃から少しずつ痛みが増してきて、間隔も狭まってきました。

昼食を食べるのが結構つらくて、痛みの合間を縫って食べる感じでした。

そこからは一気に痛みが強くなっていき、午後2時頃には付き添ってくれていた旦那とまともに会話ができないくらいになっていました。

先生から「まだ子宮口はそこまで開いてないけど、だいぶ柔らかくなって来てるから、このまま促進剤なしでいけたらいいね。」と言われ、こんなに痛いのにまだそんなに開いてないのか…とがっくりした覚えがあります。

その後どんどん増していく痛みと戦い、おそらく午後5時台ぐらい。やっとあのお尻を押される感覚?が来て、子宮口開大でいきんでOKになりました。

前日に陣痛室で悠長に隣の部屋のお産の叫び声を聞いてた時は、

「いや、そんな叫ばんでも…。私、長女の時こんな叫んだかなぁ?」

と旦那と話してたんですが、自分も思いっきり叫んでました。動物のように^_^;

叫びながら、「自分もめっちゃ叫んでるやんっ💦」って思ってめっちゃ恥ずかしいんですが叫ばずにはいられない感じです。

叫んだらなんとなく痛みを逃せるような、そんな感覚。

何度かいきんで、最後は声出さずにゆっくり息を吐いて~!と言われ、午後6時半頃、無事に長男を出産しました。

小さめ赤ちゃんだったので、小児科の先生が来てくれていて、すぐに診察してもらいました。

妊娠期間 36週4日

体重 1825g

身長 42.0㎝ 

胸囲 26.0㎝

頭囲 31.5㎝

長女よりも少しだけ大きめですが、またも2500g以下の低出生体重児でした。

小児科の先生が診察して下さり、今のところ大きな問題はなさそうだけど、NICUでゆっくり診させてもらいますね。とのこと。

NICUの準備が整うまで赤ちゃんと一緒に過ごして良いとのことで、旦那と3人で写真やビデオを撮って幸せな時間を過ごしました。

ほっぺがまだガリガリ。。

しばらくして息子はNICUへ移動して行き、色々な検査を受けるので旦那は帰らずに待っていてとのことでした。

そのまま2人でLDRのお部屋で夜ご飯を食べたり、じぃじばぁばや友達に連絡したりしてゆっくりと過ごしました。

その時間が本当に幸せでした。

無事に出産を終えた安堵感と達成感に包まれていました。

色々あったけど、とにかく無事に生まれてきてくれて良かった…とホッと一安心しました。

旦那が一番に抱っこ。小さい(>_<)

長くなったのでNICUに入院してからのことは次回お話します。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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